お化粧ノート 1

つい先日のことですが、髪につけるムースとジェルが欲しくなり、とりあえず駅前のよくあるドラッグストアに向かいました。でもヘア用品を含めた男性化粧品を扱っているコーナーは女性ものの1割くらい。前から思ってるけど、どうしてこんなに少ないの?

それに銘柄もなんだか聴き飽きたものばかり。ギャッツビー、ルシード、ニベア……それに比べて女性ものの化粧品の銘柄はもっとありそう。国産だけじゃなく、輸入ものも含めたら目が回りそうなくらいあるでしょう。(クルクル〜)

 

さて、結局ギャッツビーのヘアムースとマンダムのジェルを購入して帰ったのですが、使ってみてもぜんぜん満足いきません。なんだかまったくときめかないのです。「男性化粧品なんて狭い世界の話!もっといいものがあるはず!」

 

とるもとりあえず愛車のランドナーを飛ばして調布駅前のパルコへ。ちょっと勇気を出して女性ものオンリーぽい化粧品店に入って店員さんに聞きました。「男性ものの化粧品ってありますか?」「どういったものをお探しでしょうか?」「あ、ヘアムースとジェルが欲しいんです。」

 

新人らしい店員さんは先輩格の指導を仰いだうえで、私をヘア用品コーナーへ。「こちらがワックスで、こういったものなら……」と小柄な店員さんは手に取って私の方に向けます。

 

「これべつに男性が使ってもおかしくないですか?」「ええ、ぜんぜんおかしくないですよ。」「そうですか。」おもむろにワックスのフタを開けて匂いをクンクンしてみました。なんていい香りだこと!、、

 

「あ、こちらにもいい商品がありますよ。ヘアムースじゃないんですけど。」店員さんはわたしを誘い別の棚へと誘導しました。なんだか、ワクワク 。

 

「これ今、人気なんですよ。」「へええ……琥珀色のこの容れ物いいっすよねー。」「美容院によく置いてあるやつなんです。」「そうですか。」店員さんはテスターをわたしに「どうぞ」と言って手渡しました。キャップをあけて、プッシュ!ぷしゅー。

白い泡の肌理がちょっと荒くて見た目いまいちだったのですが、手に載せた感じのテクスチャーはかろやかでまろやか。そしてまた匂いをクンクン嗅いでみました。「マジで?なんてすばらしい香りだこと!」

 

そして即効購入を決めました。なんだか心踊ってべつにいらないのにTSURURIというモロッコ産のガスールが入った洗顔料とムスクの香りのTAMANOHADAのボディソープ(no.2)も購入しました。どちらも国産です。

 

帰宅して紙袋の中身を確認してみますと、なんと!  ALBIONのパフとファンデーションのサンプル、そして男性用のシャンプー(やっぱりデザインがクールな男性像を押しつけていていまいち)のサンプルが入っているではありませんか!

 

次の日、YouTubeでお化粧動画をたくさん閲覧しました。  (おわり)