2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

読書ノート16 『戦争と万博』 椹木野衣

前回の岡本太郎『神秘日本』をより多角的に捉えるための書物とも言える。この書においては、70年大阪万博の目玉と言える「太陽の塔」の制作主体である岡本太郎がたんなる前衛美術家に吸収される作家ではなくむしろ当時の前衛グループと結果的に対立してしま…

読書ノート15 『神秘日本』 岡本太郎 

先日「太陽の塔」(2018)というドキュメンタリーを見て、あらためて太陽の塔および岡本太郎につていて考え直してみようという気になった。その前に観賞直後Twitterで呟いたことをまずは再録しておく。 ① ドキュメンタリ「太陽の塔」7割くらい観。太郎スローガ…

読書ノート14 『ルポ 京アニを燃やした男』日野百草

『ルポ 京アニを燃やした男』 日野百草 (以下Twitterより転載) 『ルポ 京アニを燃やした男』(2019.11.30初版)一気に読了。事件が同年7月18日なのだから、4ヶ月ちょいでこの書を上梓したことになる。北関東〜京都という犯行ルートを自身の足でトレースしつつ…

読書ノート13 『遊動論』柄谷行人

↓以下、Twitterより転載。 地味に読書。(初版で買って途中放棄していた)柄谷による柳田国男論だが、「情報量それ自体は昔から人の数だけあって、ネットやSNSの存在がそれを明らかにしただけである。」という、この書となんの関係もないことが降ってきて謎。NAM…

遠回りの帰省 2021 その9

朝起き抜けにホドロフスキーの「リアリティのダンス」を少々見るが、いまいち乗れず、途中まで。やっぱり「サンタ•サングレ」までがいいんじゃないかな?という思い込み。けど「デューン」は早めに見たいね。さっさと朝食べるも、また母とダラダラと取り止め…