2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

めっぽう品揃えの悪い紀伊国屋書店笹塚店で『制作』という、味も素っ気もないタイトルが気にいって手にとって見た文庫本は、表紙にセザンヌの『水浴する男たち』があしらわれていた。著者はエミール・ゾラ。本を開いて見ると最初のページには紙にマネの描い…

明大前 喫茶マイルス

明大前で軽く夕食を取った後、すずらん商店街の喫茶マイルスへと足が向いてしまう。この店でかかっている良音質のジャズはともかく、女バロウズといった、やや「への字口」だからか、きりりとした面持ちの老店主がLPレコードをセッティングし、小さく折り畳…

「公園の遊具にはなぜ色がついているのか?」と考えていると「子供が遊ぶのに危ないから」との単純な回答に至った。そして「なぜこの公園は<赤・青・黄>の三原色ではなく<ピンク・青・黄>なのか?」と考えたが、分からなかった。夜風にあたりながら安酒…

その昔、日大で映画理論を学んでいたという小川原さんと新宿の喫茶店で会う。彼女にとある事を依頼するためだ。なにぶん、昨年末に「ドラヴィディアン・ドラッグストア」という大寺眞輔という映画評論家の方が主催しているウェッブ・サイトの忘年会に呼んで…

美の条件

「塵」(ゴミ)ではなく「護美」(ゴミ)。よくできた当て字である。要するにあらかじめ確定された「美」はこの世に存在せず、その都度「美を護る」事を可能にする「ゴミ」の存在こそが美の条件なのだという「教え」を含んだ当て字なのだろう。しかし、新作…