オンライン飲み会

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◼️ オンライン飲み会

 

1人で飲んでいてもなにやらボソボソと話しだし、

その独言をレコーダーで録音しているような身としては

オンライン飲み会での会話は、なにひとつ抵抗なかった。

相手が話しているときはそれを聞く、という原則は

リアルでの会話と同じで、それは守れたと思う。

ただ、オンラインでは別に飲みたくない者は飲まなくていいのだ。

それはそれでいいのだが、ちと面白くないのも確かだ。

理性を崩壊させていく過程でまたちがう真理を得る

(酒神バッカスの教え…本当か?)ことを享楽回路にはめ込むこと、

これを共有するのが面白いのであって、そのために他者存在があるのである。

あるのであるのであーる。

たしかに酩酊は一定のレベルを超えると苦しみに変化するが

酒飲みはこの苦しみさえも享楽しているとも言える。

死にかけるのが楽しい(たとえばスピード狂)という意見があるが

過度の飲酒もそういう手合いのものだ。

フロイト死の欲動(エロスにたいするタナトス)と規定しているが、

たまには死に近づかないと生きた心地がしないのである。(正直な意見)。

手前はなにをどうやってあがいても、生きた心地がほとんどしないので毎日飲むのである。

そして私がいる、という確認ごとを、

まずは酩酊という化学の力を借りて、

次に血流の膨張という物理の法則にのっとって、行なっているのだ。

有意味に酔うのではなく、無意味の果てに

突き進んでいくような絶対的不毛の酩酊。これが理想だ。そして空っぽ

の体だけが残る。

あーー、有意義な話なんてしたくねー、バカ話だけで結構。心の中ではそうなのだ。

ただ酒飲みにもいろいろな方がいらっしゃるし、それはそれで当たり前なこと。

 

今回は東京練馬区1名、世田谷区1名、大阪寝屋川市1名、京都市下京区1名の

四点確保のディスタンス。

距離が離れていればいるほど世界がどんどん狭くなっていく。

 

 

コロニャンのおかげで様々なことが変化する兆しが出現しそうだが、

結局また同じようなしらじらした日々にいつかもどるのだろう。そして再び

さまざまな予想できない異変という異変を地球にインストールしながら、変化するのだ。

動物も、虫も、花々もきっとそう感じているにちがいない。

 

(行ったのは2020年4月26日晩でした。写真顔出ししてますが、NGでしたら連絡ください。)

 

 

 

 

 

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