■  ソフトな会話 「証明写真箱」 1






◇「そうそう、証明写真箱あるじゃん、あれってさー、たまーに、女性のきれいな脚が見えること、ない?」
△「あー、あるある。なんか、こう、もうちょっとこう、んんー、立ち止まって見たいんだけどなー、ムフっみたいな。」
◇「あれ超よくねー?顔みたーい、みたーい、みせてー!って。」
△「そうそう、けどさ、カーテンバシャっと開けて出てくるまでは・・」
◇「そう、そこまではね、さすがに見ないんだよね、さすがに見ちゃいけないっつーか。」
△「ガーン!オカマだったっていう!」
◇「おばさんだったっていう!」
△「顔がなかったっていう!」
◇「証明不可能だっていう!」
△「すっげえおかしいなこの話、顔ないのに、顔の証明写真とりに行ってんだよな。この人。」
◇「やっぱ、バックの壁が写るわけよね。しら〜って。」
△「・・・あれ?・・・あれ?おいおい、あれよく見たら、マネキンの脚じゃねえ?っていうのは?」
◇「いや、そりゃないでしょ。」
△「なんか、お面被って出てきたら、面白いかもな。」
△「じゃあ、山崎パンのトラックの子供のパンかじっている坊やのお面を被って出てきて、周囲をビビらせるっていうのはどうかね?」
◇「・・・すんません、食べてました・・みたいな・・それよりも、出光のロンゲの横顔の兄ちゃんのお面はどうかね?これも怖いぞ〜。」
◇「そうきたか・・・じゃあ能装束を着て、能面かぶって出てくるのはどうかね?」
△「・・・あっ、そう?そうきた?・コワ!!・・そんで、写真ができあがるまで能を舞うってのはどうかね?」
◇「そりゃいいね、優雅で。」