最近はモダニズムどころではない。モダニズムについては頭をよぎるだけで、全く考えていない。ただ現実原則にひきづられている。何がそうさせたのかというと、やはりバイトの仕事ありすぎ状態に原因があるだろう。ありすぎはヤバイ事態なのはわかっているにも関わらず、自宅での作業がだんだん効率悪くなってきて、自分の意志でしばらく週３日通うことにした。しかも朝９時に家を出ているので満員電車に乗るはめになる。初日が最悪。最初の五分は、東京の人って体力あるなあとか感心していたのだが、とうとう桜上水駅あたりで嘔吐感をもよおして、しばし、新鮮な空気を外で吸うことになった。ぼくは３６年間満員電車というものとは縁なく暮らしてきたのだ。
今は喫煙マナーとかなんとか世の中全体がうるさいが、電車会社が作っている広告もうるさい。大衆にひたすら媚を売りながらも説教たれている。駅に掲げてある広告もいちいちうるさい。今日、気になったのは｢自分が一生懸命働いて稼いだお金は無駄使いのないように大切に使いましょう｣（下北の吉祥寺行きホーム）という住宅会社の広告。げんなりする。そんなん勝手やーん。駅の人も冷たくて偉そうだし、１９０円なら１９０円で電車に乗るという行為が電車に乗るという商品を買っていることよって成り立っているという認識があまりにも欠けていると思う。そういうふうに目に映ってしまう。電車乗る＝商品買う。
