『RED RED RIVER 2』京都上映無事終了

■ 上映終了





対談では、映画の根本的なところ、「映画とは、○○・・・」と言うときに、自明に前提している「映画」がそもそもいったい何を指しているのか、という問題から話した。




10年くらい寝食をともにしたあと、別離した妻も観に来てくれて、いろいろ指摘をもらい、それはそれで有意義だった。「映画のための映画」と「人のための映画」。前者は「モダニズム」の名のもとに形式を問題化し、後者は「経済原則」(エコノミズム)のもとで内容を問題視する。これも19世紀からひきずっている歴史的問題で、最終解決などないのだろう。各々がどのように「考えと経済」をやりくりしているか、という個別のケースがあるだけだ。





会場となったKara-Sは芸術系の大学と企業が提携して共同運営していることもあって、料金も東京ではありえないほどリーズナブルなところだ。久々の京都上映だったので宣伝上でいろいろと勘が狂ってしまい及ばなかったところもあるが、有意義な一日だった。昔からの友人知人たち、対談者の田中君、来てくれたみなさん、ありがとうございました。