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Hyang(香村かをり) , Kazumoto Endo , SCUM
@江古田フライングティーポット
CDの発売記念ライブ。韓国のチャンゴと無国籍的カットアップノイズのコラボレーション。チャンゴは民俗音楽サムルノリで使われる打楽器。創始者のキム•ドク•スーの動画は結構あるのでそちらで見聞きしていた。一方ノイズはいまやサブスクリプションで聴くケースが多く、長らくライブは行ってなかった。/// サムルノリは中上健次の発言集成で最初知った。たぶん。同時にパンソリもCDで聴いた記憶がある。///チャンゴの生演奏は8月末に阿佐ヶ谷で初めて聴き、とっても魅了されたので再度足を運ぶことに。/// 機械で出すノイズは自作エフェクターを使用してのことで、市販されているパーツ(秋葉原で売っているような)を電気回路図にしたがって作る、ということがまずはすごいと思う。お馴染みのBOSSのエフェクター、その他に混じって3、4台自作のものがあった。ハーシュノイズというくくりがあるが、ノイズの持続音を切断する、という作為を機械的にできるものなのか。よくわからない。段差と分離が強調され、耳に心地よい。
チャンゴはとにかく金属音が気持ちよく、耳の快楽度が高い。フリーのコラボなので反復的なトランス(憑依)作用はないが、ノイズのカット&アップ、カット&パスのパフォーマンスも相まって空間は見事に引き裂かれていた。切断につぐ切断、空中分解、音楽バラバラ事件。
サムルノリの原型はもともと放浪芸人の音楽だったそうで、売春なども行われていたために禁止された。禁止されたので甦らそうという動きがキム•ドク•スー中心にあり、それがサムルノリとなった。、、、と香村さんは言っていた。