JAPANについての覚書 その1






2001年の夏のことだったろうか、何人かで旅行をした。行き先は鳥取県島根県の北方にある小さな島だった。その地に郷里を持つ知人の両親(か親戚)は村の村長さん(か村の名士?)かなにかで、そこに宿泊させてもらったのだった。そして、ぼくが驚いたのはその家の居間には昭和天皇御真影が飾られていたことだった。ぼくは素朴に「なんで未だに…」と思っていたのだが、その思いを外に出すこともなく、旅行を楽しんでいた、というか旅行の時間をもてあそんでいた。(ぼくは小さい頃から旅行は苦手ですぐに旅行の最中に何をしていいのかわからなくなり、旅行を楽しむためにはどうすればいいのかを考えているうちに、ついに旅行が終わってしまう、ということがある)調べてはいないが、御真影を飾るという習慣は今なお日本各地に点在しているのだろうか。だとすると、少しややこしい話だ。



「JAPANについての覚書」を一定期間書いてみようと思いますが、まとまったものを書くつもりはありません。