新・映画ノート 「少女ムシェット」

最近観た映画より。

 

3月13日。「少女ムシェット」@下高井戸シネマブレッソンは見ておいた方がいいので、阿佐ヶ谷でのLIVE行きを断念。スマン!。…映画は地味すぎて照明も(映画の内容に応じて)徹底的に貧しく、いちばんのハイライトが(光源強いのが)日本語字幕の白抜き…といってもいいほど。内容も決定的なシーンなく印象薄いがブレッソンの映画は繰り返し観ないと良さがなかなかわからんなと思う 。初期をのぞいて職業俳優を一切使わないのが特徴だが20代に見た「抵抗」と「スリ」はその徹底した反ー演劇くささを達成したギスギスしたミニマリズム(とにかく劇中音楽が皆無なのが特徴)において印象に残っている。「ムシェット」はやっぱり主演の女の子(シャルロット・ゲンズブールの不貞腐れ感を想起した人もおおいんじゃないかと)がすんごくいい。まだまだ上映されていない作品もあるのでまとめて上映してほしいな。…ヌーヴェルヴァーグの祖系でもあるブレッソンだがゴダールの作った予告編がYouTubeにあった。が、これはトリュフォーが作るべきだったのではないか、と。

 

(Facebookより転載)

 

朝っぱらから、なんでブレッソンの映画にはロングショットが無いのか?の思いめぐらし(フルショットはある)。昨日見たムシェットでも丘から横転するシーンとか、フツー別アングルで2カットくらい入れるよな。ま監督の勝手なんだけどね。 

 

 

(Twitterより転載)