サタデーナイト・フェイバリット ♯1




■ サタデーナイト・フェイバリット ♯1






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絶賛しよう!そのパフォーマティヴ・センスを!・・・バグルスの名曲をもじっていえば『RADIO STAR KILLD THE TV STAR』とでもいうべき、風才輝く菊池成孔の粋な「夜電波」を今、聴いている。(TBS RADIO毎週金曜晩)。鴨川つばめ先生の珠玉のギャグコミック「マカロニほうれん荘」的スラップスティックチャーリー・パーカー的ビ・バッピーをブリッジするセンシティヴ・ヴォイス・パフォーマンス。必聴にして必生。いや、STARS ON 45の「ビートルズメドレー」で激笑。とくに「リメンバー、トゥイスト&シャウト〜♪!」の鳴り物入りのコーラスで腰が抜ける。これ姉がもってたやん。わはは。や、あれは先週のレイニーフライデーのことだったか。今日も面白かったぞ。スティーヴィーもかかったし。





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ここ最近のハーフ・マンスは、とてもスウィーティな女の子に振り回されつつも、エンドレス・ハッピネスな日々を過ごした。テキーラのオルメカが飲めなかった(いや、もう輸禁なのか、アレ)のは残念だけど、久々に出向いたスパニッシュ・リストランテでの美味が頼もしい未来を約束してくれた。デミタスで飲む前菜のこってりスープ、オリーヴの実のピクルス、良質のシナモンパウダーを効かせたサングリア、採れたてレンコンのフリッター&ディップ。そしてイケメンの給士たち。店内はレッド、レッド&ブラック。これぞ、ピカソのスペイン。いわゆるパブ・ロ・ピカソだ。回りでキャッキャッとはしゃぐ、胸元あらわなプティ・キュートたち。冬が来る。


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カワサキちゃん、可愛い!とても!


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ルルカット・アレンジメントの系譜学。<1920年代のルイーズ・ブルックス(ちなみに大岡昇平絶賛)→60年代のアンナ・カリーナ→1980年代の松本小雪、楠田絵里子、桃井かおり→2011年秋の、カワサキちゃん。戦中戦後の「おかっぱ衛生学」とは無縁のジオグラフィック・ヘアスタイリスティッック。




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12年前くらいの「コム・デ・ギャルソン」(翻訳すれば「少年のように」)コレクティヴの幅広プリーツスカート。いや、京都でよく見ました。大好きな女の子がよく履いてました。今日は帰宅して、鯵の薄切りをサッと茹でてXO醤でからませたものに細かく刻んだエシャレットを振りかけて食べる。不思議なテイスト、XO醤。海老香味のミクロロジー






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今週、よく聴いた曲&アルバム。デートコース・ペンタゴン・ロイヤルガーデン「キャッチ22」、ジョン・コルトレーン『ソウル・トレイン』、スクリッティ・ポリッティ『キューピッド&サイケ85』、不明「カモン・マリアンヌ」、ドゥルッティ・カラム「スケッチ・フォー・サマー」エリザベス・シュワルツコップ「べにひわの求愛」(シューベルト作曲)、春日とよ『色気ないとて』、ヴァン・ダイク・パークス「デルタ・クイーン・ワルツ」、高橋悠治「よあけ」武満徹「夏の妹」、サラ・ヴォーンクリフォード・ブラウン「四月のパリ」・・・映画は?・・一秒たりとも見てない。ギャ!!!