音楽ノート 2



■ 音楽ノート2   ビートルズ ベスト10                                  






昼間、コーヒーフレッシュの容れものをじっと見ていたら、どーでもいいことを考えたくなり、喫茶店ビートルズスト250をつくろうとリストアップしていたが10で断念。こういうの書くのはとても「おっさんくさい」こと承知の上で、アップロード。(まあ、おっさんやけど)。明日からは自粛。




1 夢の人
「アッ」という間に始まり「アッ!」という間に終わるのがとてもよい。「ハー・マジェスティ」の次に短い曲。ふたつともポールの曲。


2 アイ・アム・ザ・ウォルラス
冒頭のフレーズが良い。タイトルを訳すと「おいらはアシカ」だが、アシカの前は卵男だったことが歌詞から伺える。ジョンの曲。


3 レイン
のちのブレイクビーツを先取りするようなダンスナンバー。ベースラインがぐっとくる。ジョンの曲。『オールディーズ』に収録。数年前、カラオケボックスで流して、よく踊っていた。(しかも一人で)(笑)。



4 レボリューション9
ビートルズ唯一のコラージュ作品。ジョンは前衛芸術家オノヨーコに洗脳されていたとしか思えない。ヴェルベッツの「ホワイトライト・ホワイトヒート」もそうだが、その同時代性において、のちのノイズシーンをも用意した画期的な曲。テープの逆回転、しびれる。



5 オクトパス・ガーデン
リンゴ・スターの能天気曲。リンゴは解散後、マカロニウェスタン系の映画俳優としても活躍した。(『キャンディ』とか)。『アビー・ロード』に収録。この曲を聴くと小林秀雄の小説「蛸の自殺」を思い出す。



6 シーセッド・シーセッド
この曲でペンタトニックの美しさを知った。『リボルバー』に収録。



7 嘘つき女
これもいい曲。「RUN FOR YOUR LIFE」がどうして「嘘つき女」と翻訳されるのかが謎。『ラバーソウル』に収録。



8 プリーズ・ミスター・ポストマン
カーペンターズの同曲の方が有名だが、こっちの方がシャキシャキしていて良い。ビートルズを見いだしたプロデューサーのブライアン・エプスタイン(ドイツのレコードショップのオーナーだった)の手腕が伺える。『プリーズ・プリーズ・ミー』に収録。



9 フライング
ジョージ・ハリスンの曲。ジョージ曲では『ホワイル・マイ・ギター』の方を上げる人も多かろうが、これが一番。『マジカル・ミステリー・ツアー』に収録。



10 エヴリバディ・ゲット・サムシング・トゥ・ハイド・エクセプト・ミー・アンド・マイ・モンキー
微妙な変拍子が凝っている。どんちゃん騒ぐ曲だが、冷静に聴くと、とても良い。過剰美が圧縮されている過剰美圧縮曲。『ホワイト・アルバム』に収録。(2010−06−03)