ゴール。




12時から14時まで茶店で制作のための設計図にメモ&スケッチを入れる。今日は雲形定規を持って出た。適当な物音や話し声、判然としない人々の動きがどうしても必要なのだった。だがついつい一人でヘラヘラにやにや笑いながら描いていると、「おかしい人と思われてるんじゃないか」と急にあたふたし、そしてやや恥ずかしくなった。だが、「必要から環境を変える。」素晴らしいことだ。(だろ?)15時から18時まで下北沢。例によって例のごとく食材を買いに。ゲームセンターに入ってシューティングゲームをする。正直言うと(いまふうにはぶっちゃけて言うと)ぼくは「ギャラガ」以降シューティングはやっていない。あっけなく終わる。信じられないくらいあっけなかったので呆然自失し、もう一度やる。だが、またも信じられないくらいあっけなく終わる。「これからの芸術家はゲームくらい作れないとな!」と自分を冷やかす。それふうカフェに入り、それなりコーヒー。まずい定食屋でまずい定食。帰宅後は変なことを考えずに(昨晩はデュシャン風サラダ「グリーンボックス2006」を作ろうと思って、あれこれ考えているうちに寝れなくなったのだ)、『タイムマシンをつくろう!』(ポール・デイヴィス)をおとなしく、冷静に読もうと思ったのだが、通販で買った『ビリーのグッド・アドヴァイス』(アセテート出版)に目を通す。なぜならビリーさんのグッド・アドヴァイスが頂戴できるからだ。これは良書(というか良箴言集)。毎朝氏のグッド・アドヴァイスをひとつずつ声に出して読もう。そして同封されていた『artictoc』なるショッキングピンクが目に痛いフリーペーパーを広げる。楳図かずお、そして岡崎乾二郎。そしてジョナス・メカスローリー・アンダーソン。しかも特集「火星と時間」(!)。しかも岡崎テクストは「火星の住民と地球の芸術家」(!)まじめに読めば読むほど頭が痛くなる。けど、明日まじめに考えてみよう。ちょっと寝転んで、ふと、すごくどうでもいい映画が見たいと思いたって、レンタ屋までゆく。おNEWのDVDプレーヤーを導入したためやや気負う。しかしすごくどうでもいい映画をがんばってさがすのにすごく疲れ、昼に設計図に取り組んでいた例の茶店に戻ってしまう。一周したわけか。ゴール。ゴール人。ゴロワーズ