俳優の終わり、三浦春馬の死

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◼️

 

 

 

 

京王井の頭線の渋谷駅から山手線への連絡通路には岡本太郎の巨大絵画「明日の神話」があり、その脇を通りぬけると天井から床に延びる四角支柱にはめ込まれた宣材用のテレビモニターがおよそ10機ほどある。そこで三浦春馬が出ているPR映像をたまたま見かけたのはいつだったか。アパレルメーカー(あえてブランドとはいうまい)のPaul Smithsのものであり、時間にしてわずか1分ほどの映像がリピート再生されていた。足早にその脇を急ぐ人々。

 

 

 

リドリー・スコットの長女ジョーダン・スコットがディレクションしたというその演出映像は純粋かつ通俗的に「かっこいい」あるいは「かっこつけた」もので(おそらく)ロンドンの下町のパブやレストランを背景に三浦春馬がメーカーの服を着ながら街場を闊歩徘徊したり店でくつろいだりしている光景をワンカット2、3秒で矢継ぎ早にモンタージュしたものであった。

 

 

 

 

手振れのグラついたカメラワークを瞬足的にモンタージュするものはさして珍しいものではなかったが、起用されていた三浦春馬その人があまりにも男前だったのでしっかりと記憶に刻み込まれていた。

 

 

 

近年の邦画なら岩井俊二の映画のモンタージュに近く、もっと体裁良く言えばアンリ=カルティエブレッソンの写真に見られる「逃げ去るイマージュ」を動画化したものといえば良いか。いずれにしてももはやステレオタイプといえばそうなのだが、それを超える身体動作の魅力があったということだろう。

 

 

 

三浦春馬が出ている映像はこのPR映像一本しか見たことなく、映画もテレビドラマも1秒たりともみたことがない。

 

 

 

18日午後に届けられた自死(自殺?…いずれにせよ同じことだ)の初発ニュースの事後ニュースをちらちら見ているかぎり、やはりそうとうの人気俳優だったことは確かで、死に至るエピデミック、コロナ禍の時期に加えて東京の殺人的な高温多湿の梅雨期にすんなりと(半ば自然法則に則って)自死を遂行した、というどこか附に落ちる感があるといえばあった。

 

 

 

いきなり飛躍して言うが、三浦春馬自死、これを持って「俳優の時代の終わり」としたい。(田宮二郎自死川口浩自死などを参照しつつ相対的に考察する気はないが)。俳優とは手前の中ではとっくの昔に、いや、最初の最初から「終わっている」概念なのだが、(良くも悪くも)無意味かつ無生産的(無-モダニズム的)に虚飾に彩られた芸能人の虚像の崩壊をもたらした実在像をあえて全面肯定したいと思う。

 

 

 

しかし、彼はなぜクローゼットという場所を選んだのか?そこには彼の普段着があったのか?あるとすればどういうものだったか?それとも空っぽだったのか?気になるところだ。

 

 

 

f:id:imagon:20200721204453j:image

 

 

 

 

 

 

 

 

◼️

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第4映画 2-12 <ラブストーリーは突然に、>といういいかたは、倒置法じゃない?・・・」「なに、倒置法って?」「ほんとうはね、<突然ラブストーリーは、>っていう言い方がただしいのよ。」給湯室でのへヴィーな沈黙は、こんな架空のやりとりをルゥに思い巡らせたことを、ここでまた脳内再現させていた。打った文字を眺めて見る。「ジェット機が離陸して

作る動機としては

新しい技術を試す ということが

内容を超える場合があり

それはそれでかまわない

 

大文字の政治に関わっていると

キリがなく、ゆえにどこかで

ケリをつけなければならない

 

動画は

無内容というわけではない

グリーンスクリーン使用の

合成映像も

そのうち飽きるだろう

 

 

 

https://youtu.be/HNxmCEVj-_M

 

 


f:id:imagon:20200705090645j:image

 

 

"第4映画 2-11 「TOBACCO」がポルトガル語だというだけで、ポルトガル政府に抗議文を送りつけたこともあったし、全世界にある煙草工場の所在を綿密に調べあげ、コンタクトをとり、賞味期限の切れた煙草" を YouTube で見る

エレクション election (選挙)とはエレクションerection (勃起)のことである。と、変人革命家 ごとうかずきは諭しているようである。また、今回は立候補していないが、ドクター中松は「選挙を発明しなければならない」と言っている。////いずれにしても「自分自身を代表できないものは、誰かに代表してもらわなくてはいけない」(マルクス)という状況は現在もなお続いている。

 

清き一票を!誰に?

 

 


https://youtu.be/ciIjjxnk81g

 

 


f:id:imagon:20200628145608j:image

Angela Davis: 'Racism is embedded in the fabric of this country' | USA | Al Jazeera

Angela Davis: 'Racism is embedded in the fabric of this country' | USA | Al Jazeera https://www.aljazeera.com/programmes/the-bottom-line/2020/06/angela-davis-racism-embedded-fabric-country-200624063113147.html

第4映画 第2期ー10

 

作品に関してあまり前口上というか前説はしたくないんだが、先日ジョージ・フロイドが警官に殺された事件を受けて、初期のロックンロールを再評価するべきなんじゃないかと。。リトル・リチャード逝去も兼ねて。ジャンルのなかでも特にロックンロールとJAZZは、白人主導産業が作った黒人市場だとしても、音楽そのものの素晴らしさには関係ない。と強調したい。ザ・コースターズのThat is rock and roll (1965)のカヴァーを多用しています。(そして最近マカロニほうれん荘再読)。

 


f:id:imagon:20200613143402j:image

 

★★★

 

https://youtu.be/-fFrXH0HPVQ

 

★★★

 


f:id:imagon:20200613165601j:image