昼は




暖かく、晩は寒かった。11時頃、たまご色のマフラーをとある店に忘れてしまったと気づき、NTTのサービス・センターで店の電話番号を調べ、電話を入れて確認したあと、取りに行った。あった。




暖かいうちは奥さんの誕生日プレゼントを買いに街中へ。4月6日に37歳。高島屋に隣接している東急ハンズに行ったのだが、BOSCHの電動ドライバー、かっこええなーと思い、買いかけたが、さすがに妻の誕生日にそれはないやろう、と他を見る。気に入ってくれるかな。




そのタイトルが目にとびこんで手に取った港千尋の『洞窟へ』。めちゃくちゃ面白い。買って、茶店で読む。この人、すごく考えてはる。映画やってる人、映画館を考察する人、映画というジャンルの自律性を考える人は、読んだほうがええと思った。又、ここしばらくの、ぼくの箱に対する興味というのは、箱という構造物に音の屈折面が複数できあがっていたり、音を放出したときの信号が完全に読みきれない(というかディレイの効果を先行して読みきれないし予測できない)という面白さにあるという興味と繋がっていたのだと確信できた。また、イメージ論や遠近法論を考え直すにあたっても多くのヒントを与えてくれる。





量子力学という学問において、シュレディンガーさんが行った、「シュレディンガーの猫」という思考実験においては二つの箱が用いられていた。二つの箱を用いないと、この実験は成立しないのだろう。量子力学については、良く知らないが、本気でやると、かなり面白い学問だと思う。