July 2023

現在8月6日(日)、西新宿のベローチェにいる。気温は33度でこれから気温が下がっていく予定。台風がきている。7月のできごとについてまとめておこう。スマートフォンは基本使用中は「熱い」ものであり、この暑さのなか、自然と手を離れてしまう傾向だ。が、思い出せる範囲で記述したい。Googleフォトの写真群を遡って写真を参考しながら。


●7/9 阿佐ヶ谷天までライブを聴きに。イベントタイトルは「ホイミングvol.18」で出演は鏡花、色硝子、ホイミである。目的は色硝子のライブ撮影。(映像作品用)。客席とステージの間のわずか80センチくらいのスペースに身を陥入させカメラを回す。すぐ前はドラムセットがあり、バチバチのバスドラ低音のヴァイブスがダイレクトに伝わってくる近距離。またスピーカーとの距離も近く、外部マイクのウィンドジャマーをつけても音割れ承知の距離。が、気にしない。音質の良さははなから信用するに足りず、映像の質もしかり。そういうことを知覚してほしいのではない。ライブの記録であり、自身の撮影記録でもある。ライブが終わった後は何人かで近くの店へ。ここの女主人が色硝子の皇帝ペンギンパラダイスさんと再会したがっていて、同伴してもらう。二人の再会ハグを目撃。タバコが切れたのでレイラさんという方にメンソールをごそっと頂戴した。ありがとう。帰りは酔いつぶれ、中央線逆方向に乗ってしまった。

 

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色硝子のメンバー↑

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●7/16 高円寺oriental forceにて拙作「砂漠の小舟」上映+ライブのイベント。ライブはサックスでの狩俣道夫ソロ、コリアンパーカッションでの香村かをりソロである。数えたが上映は9回目である。どういうペースで上映していけばいいのか?あまり決め事めいたものはないにせよ、2022年12月よりだいたい半年に9箇所で上映したことになる。今回は最初○○君から連絡があり、彼が店側との間を取り持っていた模様。オーナーの高田さんと一回打ち合わせしただけで、ライブのブッキングは全てお任せした。JBLだったかな、9会場の中ではここの低音圧が一番強かったように思う。狩俣さんのプレイは高音のヴォイスを取り入れながらの演奏が新鮮だった。香村さんのソロは今まで聞いたことのないような感触。整合性の取れた構成的なライブアクトだったように思えた。

 

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f:id:imagon:20230806131713j:imagef:id:imagon:20230806132205j:imageめずらしいマウリツィオ•ビアンキのTシャツ


●7/17 誕生日である。大学の時のサークルメンバーが泊まりにきていてウーバーイーツでのオーダーで祝ってくれた。この後ひどい口論沼に展開したが、まあまあ……。あと宝くじ10枚もらった。当選日は8月18日。多分5億当たると思う。

 

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●7/22 吉祥寺NEPOにてNEPO JAPONISM。主催であるアンビエントユニットMOGRU MOGREの剛田さんより何故か前日誘いがあり、ちょっと遅れるが顔出すと返信。案の定ちょっと遅れるが、MOGRUMOGREと、喫煙スペースで一緒になって了承得たバラナンブのステージアクトの資料用撮影を試みる。男性化粧の世界にも触れられて有意義であった。あと対バンの「殺生に絶望」、「たたらの目」もたいへん聞き応えのあるサウンドだった。イベントタイトルにJAPONISMがあるだけあって西洋スケールの音階ではないエキセントリックな和音進行も随所に見受けられた。照明の過剰展開、壁面に映されるプロジェクター映像の過剰展開で、オートフォーカスでは終始ピントが合わず。だいたいマニュアルフォーカスで処理した。フィックスカメラによるライブ配信なので、これだけ過剰に演出するのか?それはわからない。いいイベントでした。

 

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●7/27 高円寺oriental force にて 東京インプロカーニバル vol.16 こちらは完全に竹田賢一目当て。エレクトリック大正琴の演奏は初めて聴いた。なんでも「大正琴だけは日本固有のオリジナルの楽器」という言説には幾度となく触れてきたが、土着的、神話的な意味合いがそこにあるというわけではない、と。演奏は面白かった。のっけからデュオ(サックス吉野繁)でかっちりと飛ばす。その導入部がいい。序破急という弁証法的な?展開を完全廃棄しているのもかっこいい。僭越ながらの感想だが「竹田賢一はわかっている」と思う。「何をしてわかっていると言えるのか」、そこが問題なのだが、語ると長くなる。個人的なフレームで、穿った見方かもしれないが、終盤の詩朗読パフォーマンスにおいて、70年代ゴダール及びジガ・ヴェルトフ集団の実験(同時発生的発声モデル)を踏襲していた、これに起因しているから、と言えるかもしれない。主催の梅田さん、ありがとうございました。

 

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(敬称略)