「ジョンテ、マニトウ、ダロンタン〜破滅の20秒前のエクステリア・ポジション」
(11min/2022.july/HD /kyousuke NOGAMI)
(追記)上映翌日のFacebookの記事より転載
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「超未来映像!」7月。オファーにしたがって月1回制作し、上映しているが、これってプログラム・ピクチャーの縮小版?と一瞬うたがう。もちろん東映みたいな環境やシステムはないし、それは望まなくてもいいが、自前で揃えた機材でやりくりしてなんとか満足いくmotionーpictureを作る。内容に金をかけられないため、どうしてもコンセプトや方法論が先行してくるが、今回は安倍晋三暗殺事件を受けて、中国での反応を、特にThe Great Translation MovementのTwitterを事件当時から追っていて、アップされているリアルにして興味深い画像、動画を取り込みながら制作した。
すでに山上徹也のコスプレイヤーが出現したり、フィギュア人形が販売されている。犯罪はすでに産業ー資本取り込まれている、というアイロニー。
ゲーカー・ナトゥミ、齋藤美奈の新作についてはトークの時にある程度語ったが、2人ともフィジカルな次元(前者はパフォーマンス、後者はインスタレーション)を導入しているが差異はある。未来もあると思う。自動読み上げの機械音声をそのまま音声トラックに乗せ、同時にvoiceパフォーマンスでも再現するという近接的なクドさが奇妙にして良かった。ミニマリズム、リフレイン、リピテーション、なんでもいいけど、ようは繰り返すとなんでもサイケデリックになっていくということかな。しかし「わけわからんのがいい!」と言って毎回来てくれる常連さんには感謝しかない。