ダベる 1



■ダベる 1







みんなホロ酔い




●おっさん「・・・そうなんだよねー、ほら、パフューム、全員脚長いしー、カラ(KARA)、そして少女時代、みーんな脚長いんだよねえー。もうっ!、すごいっすよネ、アレ・・なんでなんで??なんでそんなに長いの?って、これまた画像処理?・・そんなわけないよね???マジのガチリアルだよ・・・あれ・・そうそうそうそう、おれ?おれ?おれの話???オレ脚短いけど、・・・ん?・・そうそう・そうねええー、バレないように、超ガニ股とかで、歩いてるわ。ま、脚は短し、命短し、命短し恋せよ乙女ってとこかいナー、ワッハッハ・・・乙女恋して〜、命短し〜、スカート短し〜、ところがどっこい脚が伸びて、伸びたはいいが、歌いはじめて、歌いはじめはいいものの、喉がしゃがれて浅田飴ってわけヨっ・・・それが、パッッフュームってわけヨ!」


●おっさん「ん?・・・そりゃあれでしょ?ガニか、ウチであるいてたら、ガニかウチかってことになって、短いを、そりゃ超越してるよネ・・・あっ超越じゃないな、・・・ま、いいじゃんなんでも、・・・・でさあ、・・・」

▼バーテン「お客さん、何になさいます?」

●おっさん「でね、パフュームって3人で歌ってんでしょ?なんで声みんないっしょなのかなって思うのねー。いっしょっつーか、なんつーか、いっしょにしか聞こえないでしょ??・・・個性っつうのかなあ、もうそういうの無視してんだよね。この時代。・・・個性がないのが個性ですって、それって、個性あるじゃん、ありまくりじゃんっていうかね。おい、オメ、聞いてんの?」

■おばさん「なに呑むの?あんた?」

●おっさん「あっ、そうね、・・・・BEERでいいわ。・・・もう、さっきから注文どうしよっかなーって。悪い癖だね、いつもの喋り過ぎ。」

■おばさん「すみません、ビール。」

▼バーテン「かしこまりました。」

●おっさん「でね、デブデでね・・・、あっ、今、一部ではDVDのことデブデっていうらしいの・・・・デブっていう人もいるんだけど・・・失礼だよね、デブだなんてね。・・・ほら、ディーブイディーでさあ、検証したわけよ。・・・パフューム・・・・レーザービーム?・・・とか、なんちゃらドリーム??、とか・・・・そうそうそうそう・・・ドリームファイター???そう??。・・・そりゃ、もう脚が超ロングロングでもう、うらやまシットだよ。そんでもって、・・ほら、ここ重要なんだけど、しっかし、・・・声みんないっしょなのよ。や、ちょっと微妙にちがうっていうのはわかるけどさあ、そんなのいっしょだヨ?ヨ?。っていうのかね。・・・ホントはね、ノッチョはノッチョで、カシユカはカシユカだってーの、・・・・え?ノッチョじゃなくてノッチ?そうなノ?そうなノッチ??・・・いっしょじゃないってーの。ほら、3人で歌ってんのに、結局一人しか歌ってないんだよね。アレ、、、ほら、ちょっと考えたんだけどさ、三位一体っていうのかな、三一の法則でもいいんだけどさ。三色ゼリー食べて、味のちがいわからん、・・・・みたいな・・・あーわかるわ、プリンのカラメルの味が認識できない・・・いっしょくたになってるって???そりゃああ、摂食障害じゃねえ?ちがう?黄色と茶色が同じ色に見えるって???それ色盲でしょ?そうなの???・・・やー、それにしてもねー、アレはちょっとペケだよね。・・・まあ、バッテンっていうのかねえ。ま、今風にいえばNGっつーの?」

■おばさん「・・・・もう、いいよ、パフュームの話は。ホラ、ビール来てるよ。」

●おっさん「いやー、それにしてもねえ、・・・・・そうそうそうそう、振り付けが、また最高なんだよね、パフューム。」
▼バーテン「・・・お客さん。」

●おっさん「ん?」

▼バーテン「お客さん、ひょっとして音楽ライターさんですか?」

●おっさん「え???音楽ライターって???」

■おばさん「・・・お兄さン、面白いこと言うねー、ここ錦糸町だけどお。」

▼バーテン「・・・あっ、すみません。え??お客さん銀座から流れて・・・。」

■おばさん「そんなんじゃないわよー。」

●おっさん「流れてー、とかいうなよー。バーテン。」

▼バーテン「オレも、パフューム超スキっす。」

■おばさん「あらそう?あたしもスキよ〜、なーんて。たまに坂本冬美似っていわれるん・だ・け・ど。あたし。」

●おっさん「・・・・・・・」

▼バーテン「やっぱ、キレイなものって、スキです。」

■おばさん「あたしは?」

▼バーテン「や、もちろん、超キレーっすよ。」

■おばさん「ばっはっは!うまいねーこの子。」

●おっさん「・・・・・・ま、ま、ま、このへんで・・・オヒラキきかな、股はヒラカヌ、オヒラキかな、ってねっ!!どうこれ?これいいんじゃね??どう?どう?」

▼バーテン「・・・オレ、キレイなものスキっす。や、オレ、ゲイじゃないすよ。ゲイじゃないっす。オレ。」

●「オメーがゲイじゃないっていうのはオレが完璧に知ってるよな。」

▼「そうっす。」

■「あらそう?そうなの?」





( ↑写真 『ジャングル・クルーズにうってつけの日生井英考 p.105/1987)グッード!!