3・4 『磁器と火山』上映 5


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今日は聖バレンタイン殉教の日、しんみりとした雨がこたえました。マフラーの質感、分厚さなどこまめに調整しないと、おやっ、また風邪気味かい??てなことになりましょう。お気をつけください。「はやく髪を切りたいけど、まだ寒いしい〜、」てな弱気なお嬢さん。長めのマフラーは合合傘ならぬ合合マフラーで。もちろん良人と二人仲良く暖を分け合うためですから、長さは半々、夫婦五分五分でお願いします。(笑)




さて、スッゴスゴの久しぶりで『磁器と火山』主演格の御両人、伊藤武雄君と千葉おもちゃさんと渋谷は宮益坂で落ち合いました。伊藤君は、なんというか、開襟系の首元のためかこぎれいな潔癖ゲイ・ボーイ・ややワイルド、といった風情で、千葉さんはベスト・庶民派・チャーミング・リュクス。前祝の盃を交わしながら、あれこれ近況なぞを語りあったのでした。




とはいえ、場の後半は『磁器と火山』完成版のためのさまざまなやりとり、そして上映後の鼎談の打ち合わせに入り、当日までのプログラムをしっかとバインドし、2時間ほどで場を開き、散会。気づけば御両人、昨年、御成婚されまして、なんともおめでたいことです。そして、口八丁ではなく、やたらなエレガンスを纏った超絶役者稼業に励んでいることと察します。んで、当日鼎談の内容を若干この場を借りてプレゼンしておいてもよさげなのですが、・・・しかし焦りは禁物、後日に預けましょう。




翌日は、これまたスッゴスゴの久方ぶりに通称アトムさん(本名は知らないのです)と会合。「やっぱアトムといえば下北だよな〜。」と珍しく下北指定させてもらい、大丸ピーコック近所のカレーレストランで昼のひと時。アトムさんは基本ミュージックな人で、かつて愛着した音楽機材に対する未練が捨てられない、という話を興味深く拝聴する。昔のMTR、リズムボックス、ベースに、シンセにギター。この気持ちはよおわかります。私が捨てられないのはとりわけ8mmの映写機、そしてXV-J1000という1994年あたりにソニーが出したタイトラーの名器、でしょうか。





で、翌々日は、遠出。日本列島最南東地で有名な犬吠崎へ。(私にしては2日で3件という過酷スケジュールをこなし、疲れ果てたためです、グハー、グニャー)。・・・で、遠出と言えば犬吠、犬吠と言えば、海、強靭にして溌剌なる最強の日の出、海が放つ絶頂官能の光、ニーチェの馬、ということになっておりますが(笑)、岬ぎりぎりに立つ旅館に一泊。ひとっ風呂、日本酒で海鮮食事を終え、何も考えず、なんというかマッサージ機みたいなものに身を預け、柄にもなく整体に励み、夜は恋慕に恋慕を重ね、自らの不甲斐なさを嘆ききり、(嘆ききっても嘆き足りないほどに嘆ききり)、そして枕を濡らし(←これまじっすよマジ。)、「ああ、これ、おでんのハンペンのようね、・・・おいしそうね、・・・オレの涙はダシか?」と一人ごちり、牛かジャガイモのように眠りこけたのでした。「そうそう、不眠時に羊が一匹、二匹と数える者はバカにちがいない。あれはSHEEP,SHEEPという音声の反復が催眠作用になっているのだ。」・・・んで、シナハンがてらに朝の散歩をもこなしてきました。(早朝散歩前、すんごい髪ボサボサのまま、窓辺に立ってボケッ〜としておりまして、突如、吠えようか?吠えたろか!!と思いましたがやめました・笑)。・・・それにしても、遠出、特に冬の海というのは、なんともヨカなもんでして、都心でガヤガヤやっとる以上、再帰的におとずれる、忘れたころにやってくるもんです。これ、一人で行くからよいもんでして、二人風情とはまったく違います。土産にヒゲタ醤油を買えと言ってるわけではありません。あたしゃあ、犬吠崎をお勧めします。





そんなわけで、予約ですね、けっこう来ております。ありがとうござます。とはいえ、まだ席数ありますので、お早めにメールいただければ、これ幸い、宜しくお願い致します。(imagon717@excite.co.jp)。



チョコもらった?!もらった??ええっ!!???
それでは。(2・14夜)