すごく当たり前



■すぎて問題にもならないのだけど、一人で歩いている人と二人で歩いている人と三人で歩いている人をぱっと見て見分けられることができるのはなぜか、と考えていた。一人で歩いている人が一人で歩いている人として見えるのが、すごく奇妙に目にうつった。



■帰宅してあれこれ。たまりにたまった洗濯もの。先日の雨風のためなのだろうか10本はあるはずのハンガーが一本しかないのがややショック。飛んでいったのだろうか。道端には落ちてへんかったけど、どこ行ったの?あと食器洗い。部屋の掃除。長編設計図、プレゼン材料の再構築などなど。あと、短編撮影のため、東京の地図を詳細に見る。紙粘土でつくりたいものがあるんやけど、なかなか着手できず。ひじきと豆とお揚げを炊いて酒のあてを作った。



■実家から送ってきた救援物資箱に入っていたビール券で買ったベイリーズっていうアイルランドはダブリン生まれの甘っちょろいリキュールを呑みながら『音楽のおしえ』というむかし撮った20分の短編を見直す。25、6歳くらいの時のバイト先の映画館が音楽ものの上映企画をしたときに、なぜか支配人から音楽ものを撮ってほしいといわれ、制作費をわたされ、2週間くらいで撮った作品。一晩だけ上映した。タイトルの『音楽のおしえ』は高橋悠治の書物から借りた。



■撮影に使うため、ストックしてある花火をコンロの火にかけて湿気を除去する。



■最近できたという京都の長岡京市にできたポンプ・ミュージアムの写真をまじまじと眺める。妻の設計事務所も一枚かんでいるタテモノの写真。イマジナリーには「ポンプ=水」でもあるが、それよりも「ポンプ=心臓部」やろう。小さい会社でも、ポンプ業界ナンバーワンのシェアを誇るメーカーが施主らしい。次、帰ったら行きます。