海を



海を見た。まとまった量の水を真近で見ることは何か特別な感情が与えられるような気がしてならない。こちらが落ち着きたいと願っているわけでもないのに、落ち着かせてくれるというか、そんな感じから唯一性の感情を確認できる。周囲はコスプレ・パーティーの女の子とカップルばっかりだったが、ぼくは一人でビールを呑んでいた。コスの皆さんがキャーキャー撮影しまくっている。ちゃんとレフ板を使っているところにコス道の意気込みを感じる。そんなに変身したいのか。変身した姿を記録して人に見せたいのか?(昨日は昨日で下北沢の駅前でメイド姿の女の子が変な踊りをしていた。)それから横浜美術館レクチャーホールで3本見る。ガリン・ヌグロホ監督の『ポリティカル・トリロジー』にいたく感銘を受けた。パロディックでもあり、楽観的でもあり、政治的でもあり、ダンサンブルでもある闘争の姿。感想はあらためて。