ニャーか、ミャーか?





設計図(シナリオ)に、よりいっそうの精密さを与えるために、昼間から工作みたいなことをしていた。おそらく、設計図の創造とは関係なく、手の触覚が工作を欲していたためだとも思われる。作る最中は音楽をかけなかった。ボール紙と細長の木と、コーデュロイの布地とフェルトとアクリル板で、へんてこな物体をつくり、それをデジカメで撮影した。「これは○○祭りではないか」と、そのへんてこな物体が「お祭り的なる何か」であると気づき、ひょっとすると「神輿」ではないのかと気づいた。換気をしようと窓を開けたらしばらくして猫がよってきてニャーと鳴いた。しかしそれはミャーとも聞こえた。