三軒茶屋のマクドナルドのソフトクリーム 1




■ 三軒茶屋マクドナルドのソフトクリーム 1





もう夜か
うつらうつらと15時ころ
酩酊のまま横になったら入眠してしまった
昼ねをたっぷりしてしまう
深く、充実した眠りだった
夢はみていないと思う




涼しくなって眠気の襲いかたが尋常ではない
だいたい寝る時間を決めておらず
眠くなったら寝ることにしているが
最近は、津波のように眠気が急にやってくる
ざっぶーん、・・・すやすや、と
横たえて3分もたたないうちに、もう眠りにはいっているような
そんな気がする




さて先日
本牧というところにある三渓園でのお月見の誘いをやむなく断わって
次の日 彼女は「今年の月はすごい、すごい」と賛嘆し、
周囲もちらほら「名月だ」と褒め称えていたものの
近所で見て「いつもと変わらん」という感想しかもてなかったワタシは
月の見方がわかっていない、満月の見方が、
ということになるのだろうか




ざっぷーん、すやすやと、・・・逆に起きるときは起きることに襲われず
さざなみ立つような ゆっくりと潮が引くような 感じだ
そういうときに かってに音楽がなったり かってな話が頭のなかで展開する




起きぬけにどういうわけか
しば漬けというものをむしょうに口にしたくなり
買いに行った
帰り 京王線の踏み切りがなかなか開かず 多少いらいらしたが
気のよさそうな美しいおばさんが横に出現し
なんとなく見入っているうちに
スーパーの袋から飛び出ている長ネギというものは けっこう絵になるものだな
あれってけっこう不安定な気がする だからか? でもないか?
飛び出して、ぐらぐら ネギの直径が40センチだとすると
25センチはみだしているとおっこちそうになる
独身の者は あんな3本セットの長ネギなんて買わないもんな
家族のいるもの 家族をもつものがあの3本のネギがぐるぐるテープで固定されたものを買ってかえるんだ
家族の象徴 みんなの健康かんがえてます でもぐらぐら ぐらぐらゆれる 不安定




なんてことを
暇にまかせて思い過ごす
踏み切りがあいて そして長ネギおばさんともさよならだ





先日 三軒茶屋マクドナルドでソフトクリームを買って
店の前で一緒に食べた彼女 



彼女はめっぽうゴージャスなベッドで寝ていてるのだな
ベッドの横にかわいいクリーム色の冷蔵庫があり
朝食はいつもソフトクリームか
と想像し
そういうことをメールの文面であらわしたくもなった




ワタシは敷布団を持たない というよりも持っていない
敷布団を買おうとは ついに思わなくなった
(ということは年に2,3度は敷布団のことがきにかかる瞬間はあったんだ)
座布団を二枚敷いて寝て
起きるときには0枚になっているということだ




こういうことを口にすると
生活不能者としてみられることが多く じっさい 無茶苦茶である




                  (9月23日 21時 つづく)