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Randonneur from channel zero はこれで最後になる。とくにもう書くこともないが、新しいマシンを手にいれ、それを使いこなしてゆくと身体の変容感覚がある、ということだけを最後に強調しておきたい。
いくつかの経過があった。まず、速度を追及するならロードなど乗らず、車(オープンカー)で高速を暴走した方がはるかに快楽的だろう。(BGMはもちろんモーツァルトのレクイエム まちがえてもマーラーをかけてはならない)。
なのでロードを必死にこいでスピードを追及するなんてのは、愚かしいばかりか、はた迷惑なだけなのでやめてほしいものだ。
その点、ランドナーはニュートラルな存在であり、もともと休暇の多いヨーロッパで自転車旅行用に設計されたものなので、速度と耐久力をほどよく兼ね備えたものなのだ。ランドナーは存在自体が柔軟なのである。
競輪選手じゃあるまいし 必死にチャリを漕ぐなんてのは競争原理(無理強いの男性原理)に踊らされている、としかいいようがない。
サイクリングはダサい、自由闊達なポタリング(散走)こそが見透しのよいものとなる。
それではここで、チャリ好きの小説家といえばこの人をおいて他にはないだろう、アルフレッド・ジャリの『超男性』から一節引いておきたいところだが、お湯が沸いたようだ。それでは!
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