初秋建築詩〜所沢まで(角川武蔵野ミュージアム)




9月20日

ようやく秋らしくなってきて、再び遠出。恵比寿の写真美術館(森山大道)かいくぶん迷ったがこちらへ。雨予報だがいけると盲信し、出発。先週と同じく西武線だが、秩父行きの半分以下の距離。近い近い。

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所沢は初めて。埼玉県にはあまり行ったことない(埼玉県立美術館、大宮ソニックシティ行田市の古墳遺跡、❓市の煉瓦造成所跡地、くらい)が、知ってる人(疎遠になってしまった友人ら)はわりに多い。///駅前からバス直で行けると聞いてたものの、ムリだった。途中下車で30分ほど田舎道を歩く。駅前の雑踏抜けるとほんとにすぐ田舎になる。車社会。


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ここから当景色は始まる。こういうハードエッジの組み合わせ建築は、あんがい見てきたような気がするけど思い出せないので白昼夢だったのかもしれない、、ここは角川武蔵野ミュージアムのホテル&事務所棟。素朴に素晴らしい見た目完全アシメ、際どいバランス。だが完璧な構造計算。

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ホテル棟抜けるとミュージアム本体へ。まずスケール感に圧倒される。どうやらまだプレオープン期で、グランドオープンは11月のよう。この天気にしてはわりと人ちらちら。地元の人が多いのかな。よく分かりません。


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一見、四角い石板(花崗岩)の組み合わせだが、近づいて見ると、鉄の格子に幅10センチもない石板がはめ込まれているのが分かる。複数の石板は接合接着されているのではない。(石板をすべて取り除いて見ると建築と同フォルムの鉄格子が出現する❓)
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設計者は隈研吾で知られているのは東京オリンピック競技場、山手線の高輪ゲートシティ駅、根津美術館あたりだと思う。私的には根津美術館の印象が強く、洗練された和風モダニズム(吉田五十八なんかに近い?)で、しかし一昨年あたりに仙川の桐朋学園の新学舎(どちらかといえばマイナー)では、ハードエッジ、アシメ、三角、ヴォリューミーという形態は実現されていた。f:id:imagon:20200922214332j:image

ミュージアムのやや離れたところに神社の参道を模したものが出現。赤は目立ち、景色に一瞬一点の穴を穿つ。禊の水場から造成された小川へと流れる横道を通って参道へ。f:id:imagon:20200923093744j:image

こういうのって、やっぱり伏見の稲荷大社思い出すな。オール鉄製の鳥居。f:id:imagon:20200923093935j:image

角川だけにアニメの神さんなのか。個人的にはぜんっぜんありがたくない。f:id:imagon:20200923093913j:image

神社は子供の頃から大好き。なんと言っても基本24時間オープンなのがいい!家出とか放浪してた時、神社には必ず泊まれるところがある!ということを覚えたな。特に田舎のは。ま、ここは無理そうだけど。

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けどこれみてガッカリする人も多そうだな。神も産業に組み込まれている!

 


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ホントは御守りが欲しかったんだけどまだ制作中らしい。2020年、なにげに初詣行ってないことを気にしていたが、これが初詣となった。あと3ヶ月しかないけど。

 

 

 

参考記事)

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006861.000007006.html

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あまりこういうことは言いたくないけど石版素材の花崗岩採取、切削などは、けっきょく中国人の安価な労働力に頼っている?