夏行終詩 横須賀まで

 

 

 

 

 

 

 

 

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ふらふらと横須賀まで遠出。ほとんど強迫観念と化している脅迫的シナリオ・ハンティング的遠出なんですけど、10年ほど前、戦艦のここ来たことあるなあ、と、ボンヤリ。JR横須賀駅はタイムスリップ感があるほど建材が昔のままで、こじんまりしている。一方で、スカジャン(ヨコスカ・ジャンパー)、tattooのshopが林立するドブ板通り(!)は、ある意味六本木より六本木っぽい治外法権臭がプンプン。いまは京急汐入駅前の中華料理店。ピータンってなんでしたけ?というよりも炒めピーナツがマジで美味い!

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コーラの自販機やマクドナルド含めて、アメリカの痕跡は至る所にあるが、10年ほど前、横田基地福生に行った時よりもはるかにアメリカ的強度の強い土地柄を感じた。///治外法権という概念は最近あまり聞かなくなったように思えるし、実際Yナンバーの車両を見かけることはなかった。/// が、ドブ板通りを徘徊していると、実弾の入った銃(護身用の)や、ドラッグの裏取引が多様に行われていることを容易に想像できるような土地柄。SIMは君の財布を助けるよ!と英語表記されている携帯ショップの看板。ドブ板を通り抜けて横須賀通りまで出ると、あっさり日本に回帰するが、ドブ板は反情緒的な異国に近い。(微妙にガンジャ臭は漂ってきた)。///JR横須賀駅があんなに古風なのはアメリカの口出し/指示が入っていると思う。そのレトロさはかなり不自然。駅と海は50メートルほどの近さで、すぐに敗戦国日本の 戦艦みかさ が大袈裟かつ忽然と出現する。(観光用なのは分かっているが、逆説的に敗戦国日本の決定的なエヴィデンスを突きつけられる)。あと潜水艦らしき物体の上部が三機ほどあった。///// タトゥーとスカジャン目当てで横須賀に参じるものはいったいどれだけいるのだろうか、知らないが、アジール的な(聖域的自治地区的な)役割をも、もたすためには 商品消費という資本主義からはズレたところにタトゥー/スカジャンの表象はあると思われた。////ちなみにJR横須賀駅からドブ板通りに行く途中、どこにでもありそうな大型ショッピングモールが出現し、その分断操作❓のためにドブ板通り方向に〈行きにくくなっている〉。。。。奇妙な距離。