近況







しばらく楽器から離れていた
撮影を再開するための準備 思い巡らしを詰めてゆく作業 さらに さらに

ペンで書くということがかなりかったるくなっていて これはよくない傾向で
なぜかといえば 書くことを支えるたいらな板 テーブル 机 と 書くペンが 関係性を作るのに
適していないような部屋の物理になっているからで ようは散らかっている
楽器中心から撮影プラン作成中心に移行したとしてもまた楽器に戻ってくるので
両者が並走するような空間の配置を求めたほうがはやい

無媒介性 というのもひとつの魅力だ
脳と世界がものの見事に直結し 直接に判断しながら撮影をすすめていく
平面としてのプラン図はいらない 超越論的契機(おや?いったいぜんたい どうしてこのおれは この映像を欲したのだろうか?)
の連続性だけが必要になる 

プランが明晰に脳にインプットされていれば よい話だが
一度 平面に置き換えてみるのが 20世紀が見出した「関数」という 事物との対応性を明確にする技術なのだ

といえるだろう

対応関係が成立し 対応関係どうしをさらに関係づけるメタ関係を設定してゆくという永続的な試みは
概念の創造過程とその一時的固定にかかわってくる 

検索システムというのは はっきりいったほうがいいと思うが 概念のシステム であり
概念化されていないと システムからはじき出される傾向にある 文字列のこと

適当な文字列を打って、検索してみると 何もでてこないというのは そういうことだ


足場があって作業ができる高層ビルの壁職人が踏む その足場というものが 
しっかりと固定されていない限りは
概念の創造や建築は 崩壊を前提したものでしかない ともいえる


そんなわけで今日も少し冷気が目立つ 

ごきげんよう よい一日を