近況






サーフィンの映像を見ながら、アメリカ西海岸の楽観性について考える、とか
しかも、同時に
肉団子を食べながら、カニバリズムの禁止について考える、とか
しかも、同時に
いままさに座っている椅子の座りごごちの良さとともに、
エリック・サティ家具の音楽について考えるとか、
と、同時に
これから作られるだろう、られるべきだろう映画について考えるとか、
ど、同時に
暖房器具から発せられるスチームが蔓延する部屋で、蒸気機関の発明ととも進展したイギリス産業革命について考えるとか、

そういうことが、やたらな多数性こそが、個別性、身体の一個性というコトを結局感覚させるのだ。
おおこの身体。ひとつの。