bpmfpsは相同的な概念である。概念であるというよりも、規定単位であるが、kgによって重量を規定したり、mによって長さを規定したりするのと同じである。bpmは「beat par minute」のことで1分間におけるbeatの回数を指す。たとえば120bpmという表示で1分間に120のbeatを持つ曲だということである。





fps とは「frame par second」のことで、「frame フレーム」はフィルム時代でいう「駒 コマ」に対応している。(35mmフィルムの場合一秒につき24駒、フレームで言うと「24fps」になる)。






撮影用カメラや映写機械は国際標準規格として規格化されていたので、写真と同様、駒の単位はすべて統一されていた。1駒につきパーフォレーション(両サイドの穴)が計8つついている。これは動力機構がすべて同じだということを意味していた。





ところが、VIDEOの時代になって、とりわけHi8の時代から、fpsが急速に増加した。Hi8では42fpsに進化してフィルムよりもより精度の高い画面を得ることができた。





HD(ハイ・ディフィニション・・・高度な定義!)のカメラを新調したので、あれこれと撮りまくっていた。静止画に落とすときに、fpsをも調整することができる。個人的には、あまりにも精度が高い画面は趣味ではないので、これくらいがいいだろう。





fpsという先験的/機械的な規定単位があるということは、映画制作のフォーマットを音楽制作に近づけることを誘引させる。そこで、用意されるべき単位はcpm(cut par minute)という規定単位だろうか。のちのち映画のスコア(譜面)を試験的に作ろうと考えている。